2009年07月17日

『ピアニストのためのコード学習帳』

今日は音楽書の紹介です。またまた素晴らしい本に出会いました。鍵盤派の方にゼッタイお薦めの一冊です。

『ピアニストのためのコード学習帳』
監修:角聖子、著:藤原豊・植田彰
リットーミュージック・ムック \1,890 -

この本の具体的な内容は、アマゾンの方に目次が載っていますので、そちらを見てもらえばだいたい見当が付くと思います。ここでは補足的に感想などを書いておきたいと思います。

ピアノやシンセを弾いていらっしゃる方、メロディとコードだけの楽譜を見て伴奏アレンジが出来たらなぁと思ったことはないですか? この本はそんなあなたに最もオススメの内容となっています。
この本ではコード理論のエッセンスとも言うべきものが惜しげもなく盛り込まれ、しかも解説は易しくかつ簡潔です。ポピュラー音楽とクラシック音楽、両方の理論から重要項目を紹介しています。初心者に優しい基本の解説から、ちょっとウデに自信のある上級者向けディープな内容まで、盛りだくさん!
さらに素晴らしいのは豊富な譜例です。メロディにコードと伴奏を付ける練習問題が多数あり、巻末には模範解答が全て載っています。これは実にありがたい! 繰り返し弾いて練習できる優れた譜例です。
また第7章では曲構造の解説付き楽譜が8曲、CDの模範演奏付きで載っており、これは質の高い紙上レッスンとも言えるでしょう。

以上、簡単にご紹介しましたが、これだけの内容で税込み1,890円はかなりのお買い得だと思いました。




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2008年11月10日

『ビートルズのつくり方』

友人が、『ビートルズのつくり方』山下邦彦・著(太田出版)、という本を紹介してくれました。この本、現在絶版らしく購入することはできません。ネットで検索したところ、春江図書館で手にすることができたので一通り読みました。なかなか中身の濃い、非常に参考になる一冊でした。図書館では閉架書庫に置いてあるんですよね。開架に置いておかないともったいないと思いました。

【この本に期待したこと】
私がこの本に期待したこと、それは

ビートルズサウンドの秘密を解き明かし、
自分で“ビートルズっぽい”曲を作れるようになること。

でした。

【この本から知り得たこと】
・ビートルズの曲の多くに著者いわゆる“アップルコード”が使われているということ。
曲作りにおいて、ダイアトニックコード以外にこれら“アップルコード”が使えるということ、また、その使い方次第で斬新なメロディが可能であるということは大きな収穫でした。

※C調の場合、ダイアトニックコードは、C Dm Em F G Am Bmb5 (
Cmaj7 Dm7 Em7 Fmaj7 G7 Am7 Bm7b5)

これに対し、“アップルコード”とは、Bb Eb Ab E A D です。

・“アップルコード”に関連してモードによるビートルズサウンドの解釈。
メロディ作りにおいて、モードを使うと新たな可能性が広がるということ。

※モードの例:ミクソリディアン、ドリアン、エオリアンなど、、、難しいっす!(@_@;)
モードを使ってメロディを作ると不思議なサウンドになるようです。エスニックと言いますか、エキゾチックと言いますか。。。スミマセン、まだまだ勉強不足です。

【この本に不足を感じた点】
第3部の「ビートルズのつくり方」は、ビートルズサウンドのエキスが詰まっていると思いましたが、各ビートルズキットはもっと懇切丁寧な解説が欲しかったです。楽譜が載っていますが、それだけではなかなか実感できませんでした。まぁ、私ももっと各曲を分析する必要があるのだとは思いますが。

著者は、“ブルースの素をたっぷり含んだ「アップル・コード」と、ハーモニックスの音とメロディーの素をたっぷり含んだ「ぶどう・コード」のミックスによって、新しい「ビートルズ」をつくることが、誰にでも可能なのです。”と書いていますが、その具体的な方法については十分には解き明かされていないような気がします。

【結果】
未だ自分で“ビートルズっぽい”曲を作れるようにはなっていない。
ビートルズの曲をいくつか自分なりに分析してみると、それぞれの曲が個性豊かで、各曲を参考に習作を作ってみようと思うのですが、これがそう簡単にはいかない。コード進行をそのままに換骨奪胎を試みても、ビートルズの物真似になってしまうか、あるいは全然ビートルズっぽくない代物になってしまいます。

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今後、「ビートルズキット」についてはさらに研究する必要があると思っています。




posted by tenawanboy at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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