もう僕には曲作れないんじゃないかと落ち込んでいたのでした。
作曲の教則本を紹介したりしましたが、理論を勉強したからといって必ずしもバンバン作曲できるようになるわけではないみたいです(;^_^A アセアセ。
今回はピアプロのコラボ“水あめ学園”というところで、僕が作曲した曲に歌詞を付けていただきました。作詞をして下さったのは歩夢さんという方です。ロック調の歌にピッタリの歌詞をいただいて、とても気に入っています。ぜひ一度お聴き下さい!
【制作メモ】
今回この曲を作るに当たり、DTM MAGAZINE 2010年4月号の藤巻式コード作曲講座を参考にさせていただきました。とても勉強になったので、紹介がてら制作メモとして残しておきたいと思います。
※ロックのコード進行は型破り!
僕は作曲をするとき、コード進行を先に決めてから始めることが多いです。メロディを発想してからコードを付けていくという、いわば正統法でやることは少ないです。なので、コード進行を決めるのにけっこう苦労します。
音楽理論を勉強するとコード進行にはいろいろ規則があることが分かります。たとえばサブドミナント→ドミナントという進行(C調で言いますとF→G)が普通ですが、ドミナント→サブドミナント(G→F)という進行はタブーというか、あり得ないと教わります。
ところが今回藤巻さんに教わったのは、ロックではこのドミナント→サブドミナントという進行が“ロックらしさ”として平然と使われるということです! これには驚きました。そんなのアリ?!という感じです。他にもAm→C、Dm→F(C調)という、クラシック的音楽理論ではあり得ない、全く逆の進行がロック的なのだそうです。
というわけで、『少女革命』ではこのロック的コード進行を一部使わせていただきました。
※リフのつくり方
ポップスとかロックにおいてクールなリフがある曲はそれだけでとても印象に残ります。ところが僕は今までどうやってリフを作ればいいのか、よく分かりませんでした。コードが変化してもゴリ押しできるリフのフレーズというのが全く謎だったのです。
これについても藤巻先生が秘密を明かして下さいました。結論から先に言いますと、9thがらみのAmペンタトニック・スケールを使うのです! つまり「ド・レ・ミ・ソ・ラ・シ」(=ファ抜き)でリフのフレーズを作れば、コードが変化してもさほど不協和な感じにならないということです。ペンタトニック・スケールと言われて、なるほどと納得しました。(詳しいことはDTM MAGAZINEを参照して下さい)
また、リフにポリリズムを使うということも教えていただきました。
というわけで、『少女革命』では以上のことを踏まえたギターリフが使われています。

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得意な分野に専念した方がいいでしょうね。
作曲も大変みたいですね。なんか難しそう。
誰かに歌ってもらえるといいですね。
今回は僕のイメージにピッタリなものを作っていただけたのでよかったです。
そして驚くなかれ、今回の作詞者、歩夢さんは、どうやら14歳の中学生らしいということが判明しました!(@_@)
いや〜、できるひとはできるんですねぇ。
年頃の女の子の歌詞はなかなか面白いと思いますよ。
僕みたいに感性も鈍くなって頭も固くなったオジサンより、(笑)
中学生とか高校生の若い方の方がよほど瑞々しいコトバを持ってらっしゃると思います。